2020年、節目を越え新たな道を拓く年に

新年明けましておめでとうございます。
旧年中、お世話になりました皆様には、謹んでお礼申し上げます。

f:id:ko1hayashi:20191231212925j:plain

2019年を振り返って

昨年は、ビジネス、執筆、学術のいずれにおいても、長く続けてきた主要な活動が完了し、大きな節目の年になりました。

創業以来務めていたピースミール・テクノロジー代表取締役を退き、顧問としての役割に移行しました。これまでの10年間、多くの皆さんのご助力で事業を成長させることができ、無事に次の体制へと渡すことができました。

やはり10年以上続けてきた連載記事執筆ですが、媒体である日経SYSTEMSが休刊となり終了となりました。部内で記事を回覧をしてくれていた会社もあったと聞きました。IT業界に少しでも恩返しできたとすれば、嬉しく思います。

大学関係では、4年間実施してきた東京工科大学での授業が今年度で終了になります。この授業は、これまで社会人向けに行っていたロジカルシンキングの研修を、工学系の大学院生向けの授業に組み立て直したものでした。コンピュータサイエンスからバイオまで、様々な学生の修論の概要を論理的に書き直すという野心的なものでしたが、論理構造を組立てるスキルはどの分野でも有効であることを確認できたことは大きな収穫でした。

f:id:ko1hayashi:20191231213249j:plain

f:id:ko1hayashi:20191231213303j:plain

2020年へ向けて

新年は、昨年から準備をしていた様々な活動を本格始動いたします。

現在、引き続きピースミール・テクノロジーの顧問として、ITに課題を抱えるユーザ企業の支援を行うのと並行して、Airitech社の技術顧問を行っていますが、新年はまた他のITサービス会社の技術顧問も行うことになっています。これまでとは異なる立ち位置で、日本のIT発展に貢献していきたいと考えています。

教育に関しては、新年度から新たに大学と専門学校の授業を行う予定です。これまでは工学系の大学院生向けの授業でしたが、次は高校から進学したばかりの学生が対象となります。そのため、より広い範囲の皆さんに利用可能な手法へと進化させるという新たなチャレンジが必要とされています。2019年から本格化させている学会活動にも、新しい試みを反映してゆきたいと思います。

セミナーや研修については、これまで続けてきた日経BP主催の提案書セミナーは引き続き開催しますが、この10年間で蓄積した知見を基にして、内容を大幅に刷新する計画です。また、ヒンシツ大学という新しい枠でのセミナーの実施、複数の会社での人材育成などを進めていくことになっています。これらの活動を、昨年概念化した「勝負ドキュメント」を中核とした事業として、広く展開を進めて参ります。

最後に、昨年に開始したものの、諸般の事情にて、継続できていないメルマガについてですが、できるだけ早く再開したいと考えています。昨年登録して下さった皆様には、お待たせして申し訳ございません。

これまでお世話になりました皆様、本年もご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2020年元旦 林 浩一