内製化を阻むCIOT問題の次に来るのは、利用者主導を阻むCMOT問題

弊社では、本日が正月休み明けの出社日でした。改めて明けましておめでとうございます。さて、今年のキーコンセプトはCMOT問題で行こうと思っています。これまで折に触れ、4文字コンセプトを世に問うてきましたが、この2年間はCIOT問題を掲げてきました。

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CIOT問題はユーザ企業がシステムの開発をSI会社に丸投げするのをやめて、内製化をしようとするときによく直面する課題を表したものでした。

多くの場合、内製化は小さな規模の開発からはじめて、順次大きな規模にしていくという手順で進められます。このとき、開発対象のシステムが小さいうちは良いのですが、大きくなってくると手に負えなくなって、プロジェクトが破綻するという事態がよく起こります。このユーザ企業だけでなく、システム開発に関わる会社の多くが経験する事象に、トラの赤ちゃんをマスコットキャラクターにして名前をつけたのが、CIOT問題です。

そう言えば、なぜCIOTなのかについて、お題を出したまま2年間放置していたのを思い出しました。これは、CIO(最高情報責任者)が陥る陥穽という意味で、「CIO's Trap」 とかっこよく考えて下さる方もいらっしゃいますが、気になる方はスライドを見てやって下さい。親父ギャグですみません。

さて、弊社ピースミール・テクノロジーはこのCIO問題を起こすことなく、ユーザ企業が内製化を進めるための手法を提供してきました。これからも、もちろん続けていくのですが、今年から新たに掲げるCMOT問題の解決もターゲットにしていきたいと考えています。

こちらは、CMO(チーフマーケティングオフィサー)が陥る陥穽になるのですが、話が長くなってきましたので、一旦ここまでにして、続きはまた改めて。