「勝負ドキュメント」とMALTリブランディング

昨日の続きで、連休明けの変更点について。ヘッダーにある写真のバナーで、「勝負ドキュメント」という単語を使っています。これは、勝負をかける場面で使うドキュメントを意味しますが、「初耳だ」と思った方、多いと思います。この連休に思いついた単語です。

MALTは、営業職なら提案書、事業部門なら企画書、学術機関であれば研究論文など、重要なドキュメント作成をするための手法です。それをひとことで言い表す単語がないかとつらつら考えて到達したのが、「勝負ドキュメント」です。ビジネス成績や研究パフォーマンスに直結するという意味で、勝負をかけるという点が共通です。

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私が行ってきた技術者・研究者向けのコンサルスキル群MALTは、長年にわたって、ロジカルシンキングの拡張体系と説明してきたのですが、実はあまり本意ではありませんでした。

ロジカルシンキングは、MALTの入口に過ぎません。しかし、2007年5月にITアーキテクト誌で連載を始めた当時は、ロジカルシンキングは新鮮味のある単語だったので、その勢いを借りようという話になってこれまで展開してきました。

しかし、現在のように、ロジカルシンキングという単語が普及して、しかもその限界(つまり、現場でたいして役に立たない)という指摘もされるようになってくると、むしろ、MALTの本来の狙いや効果を示してリブランディングするべきかもと考えはじめました。

じゃあ、一言で何についてのスキルなのか、というと、ドキュメントの作成に帰着するなと。それも重要なドキュメントの作成です。もともと、技術者や研究者にコンサルタントできる資料作成スキルを身につけてもらうための手法なので、当然といえば当然です。

勝負ドキュメントが、勝負服、勝負パンツに負けないくらい、単語として普及することを目標に取り組んでいきたいと思います。

PS.
「勝負ドキュメント」を修飾しているフレーズも気になる方、いると思いますが、長くなってしまったので、続きはまた明日に。