折り返し点を通過

本日は4月2日、新年度がスタートする日です。

なのですが、まずはそのご挨拶は置いておきまして、書籍の進捗から。

何度かお伝えしていますが、現在、エンタープライズSIの分野に足を踏み入れる人向けの入門書・教科書の位置づけの書籍を準備しています。要件定義に始まり、設計、実装、テスト、運用開始までを担当者目線で紹介しきろうという、かつてない試みです。

ようやく先週末に、全Lesson14中の、折り返し点にあたるLesson7の校正が完了、昨日にLesson8、今日でLesson9まで完了しました。要件定義フェーズは遠く過ぎ、設計フェーズももう終盤に差し掛かろうとしています。順調といえば順調ですが・・・

ひとつのターゲットとして、大学向け教科書を目指しているのですが、もはや4月でかつ初校の校正中というのはかなりまずい状況です。最初の授業にカットーオーバー間に合わないではありませんか。ちなみに、すでに平日土日区別なくなっているので、デスマーチ疑惑もあります。

まったく、お恥ずかしい話です。

さて、本年度の抱負ですが、

この夏はピースミール・テクノロジーにとって、とても大きな節目を迎えます。

まず、2年間以上かけて、開発を支援してきた非常に重要なシステムが、リリースされる予定です。お客様はじめ弊社メンバー、関係者一丸となってプロジェクト成功をさせられるよう全力を尽くして参ります。

また、上で書いた書籍を皮切りに、本年度は教育事業の立ち上げにも力を入れていきます。利用者主導の開発によって、エンタープライズ領域のSIをより良いものにするためには、後進の育成をもっと効率的に行う必要があると考えています。そのための第一歩を踏み出したいと思います。

さらに、技術者出身のマネージャーにもっと活躍してもらうべく、ロジカル・シンキングのトレーニングイベントも新しく夏からスタートさせる予定です。

いろいろ盛りだくさんですが、旧年度に増して全力で邁進したいと思います。皆様には、引き続きのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後に、恒例の(?)校正中の書籍目次の紹介です。

Lesson8 ユースケース記述 8.1 ユースケースに基づく開発 8.1.1 ユースケースの考え方と表現方法 8.1.2. ユースケース記述の利点 8.2 ユースケース記述の作成 8.2.1 ユースケース記述の構造 8.2.2 ユースケース記述の具体例 8.2.3 ユースケースの悪い例

Lesson9 データベースの論理設計 9.1 データベースの論理設計 9.1.1 データベース論理設計の重要性 9.1.2 テーブルによるデータ管理と正規化 9.1.3 ER図とテーブル定義によるデータベース設計 9.1.4 ER図と概念モデルの関係 9.2概念モデルから論理モデルへ 9.2.1 データベース論理設計の進め方 9.2.2 エンティティとリレーションの抽出 9.2.3 テーブル定義の検討

Lesson10 画面設計,帳票設計,バッチ設計 10.1 画面設計 10.1.1画面設計の定義項目 10.1.2 画面デザイン 10.1.3 画面項目定義 10.2 帳票設計 10.2.1 帳票設計の定義項目 10.2.2 帳票デザイン 10.2.3 帳票項目定義 10.3 バッチ設計 10.3.1 バッチ設計の定義項目 10.3.2 入出力データ仕様 10.3.3 処理仕様 10.3.4 異常時処理仕様

Lesson11 詳細設計 11.1 詳細設計の範囲 11.2 機能開発計画の策定 11.2.1 ユースケースからの機能抽出 11.2.2 機能単位の開発計画 11.3 詳細設計の検討 11.3.1実装要素の選定 11.3.2 実装要素の検証と詳細化 11.4 データベースの物理設計 11.4.1物理設計で行う作業