本日発売開始。プロジェクトのキックオフです

ここしばらく、発売間近とお知らせしてきた書籍「大規模オープンシステム開発入門」ですが、ついに本日(10/31)、発売となりました。Amazonで予約でなく普通に購入できるようになりました。また、書店の店頭にも並んでいます。写真は秋葉原書泉ブックタワーです。平積みで置いて下さっていました。感謝です。

本書はシステム開発の企画段階から運用に至るまでの一連の工程の流れを、現場視点で記述するというこれまでにない種類の本になったと自負があります。カバーする範囲が広いため、個々の工程の記述は、詳しい方には物足りなく感じられるかもしれません。ご批判も含め多くのご意見をいただければ幸いです。

本書は学生や新人向けの教科書であると同時に、開発工程ごとに分断され分業になり、お互いの活動が見えなくなっている現状において、相互理解を促進するための共通言語を作る試みでもあります。本書で紹介している開発の進め方は、そこから具体的な開発の進め方を導いていくための原型となるリファレンスモデルという位置づけです。様々な立場からのご意見をいただき、SI業界をより良くしていくための議論を活性化できれば何よりです。

本書ではリアリティを持ってもらうために、小さいけれども具体的な仮想企業のシステム開発プロジェクトを進めているという構成をとっています。本日、プロジェクトのキックオフです。