情報処理学会全国大会のオンライン座長しました

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先週木曜日から週末にかけて、情報処理学会第82回全国大会がオンライン開催されました。
もともと金沢で行われる予定でしたが、コロナウィルスによる現地開催が先月21日に中止との連絡を受けたと思ったら、25日にオンライン開催通知と座長の打診があり・・・というスピード感で進んだものです。運営の先生方は調整さぞ大変だったろうと思います。

私も木曜日の朝一のセッションの座長と土曜日の昼のセッションの座長補佐を引受させていただきました。Web会議の経験は普通にあるのですが、Webでのセッション座長ははじめてで、どうなるかと思っていました。情報処理全国大会は規模が大きく、2時間くらいのセッションが150くらい行われます。

www.ipsj.or.jp

私のセッションが、2時間半、発表8件、聴講者30名程度のものでしたが、開始5分前から、顔も見たことのない発表者が集まって、発表会をするのはなかなかスリリングなものでしたが、結果的には想像以上にスムーズに進めることができました。

他のセッションもいくつか見ましたが、いずれも大きなトラブルなく進んでいたようです。Web会議はよくつながらないことも多いのですが、そういうこともなくスムーズに進行できました。さすが、情報処理学会リテラシー高いわ、と思いましたが、今どきはどこでも当たり前に運営できるものなのでしょうか?

ひとつ難点を上げるとすると、聴衆の反応がわからないことです。学会発表で、ニコ動みたいなコメント流すのもどうかと思いますし、まだまだ研究余地が多くありそうなところですね。

この調子だと、今後オンライン開催は増えそうという感触を持ちました。コロナウィルスによる副産物で、これからの仕事の形は大きく変わりそうです。