少し間が空きましたが、3層論理構造のモデルの続きです。
先日も書きましたが、このモデルは地味ですがいろいろな現象を直感的に表現できるので、画期的です (個人の感想です)。このモデルは、別名 WHSLモデルと呼んでいて、その名前は、3層論理構造の理解のためのメタファーに由来ています。
このメタファーでは、論理を組み立てると言うことを、元々、見えなかった結論を根拠によって見えるようにするということに例えます。
図では、元々は背が届かないために、壁の窓 (Wall Hole) から見ることができない状態を示しています。
ここで根拠となる踏み台(Stool)、前回の車の例では「信号が赤になる」があれば、そこに乗って壁の窓に届くことができます。
その結果として、結論である「減速するべき」を見ることができるとようになります。
ここで忘れてはいけないのが、根拠の下にはさらに足場(Land)となるコンテキストがあるということです。このように、上から、(Window hole) - (Stool) - (Land) となるので、WHSLモデルと呼んでいます。
このメタファーを用いることでいろいろなことが直感的に説明することができるようになります。何が説明できるのかは、次回以降で紹介していきます。