ピースミール・テクノロジー5周年にあたって

昨日、10月5日でピースミール・テクノロジーは、2009年の設立から数えて5周年目を迎えることができました。

思っていたよりもずっと早く過ぎたこの5年間、無事に成長を維持することができ、お世話になったすべての皆様に改めて御礼申し上げます。弊社を信頼して仕事を託して下さっているお客様はもちろん、様々な形で弊社の活動を支えて下さっているパートナーの皆様、そして、弊社のコンサルタント、アーキテクトとしてサービスを担ってくださっているメンバーの皆さんに心より感謝いたします。 pmt-5th

昨年は、弊社がサービスを提供しているお客様が増えたことに加え、教育という視点からのセミナーや講演活動を通じて、多くの皆さんに弊社の活動を理解してもらうことができた1年でした。

弊社は創業以来、「利用者主導の開発」というというキーワードで、発注側が主体性を持って開発することを推進するための手段を提供してきました。しかし、最近は弊社のサービス内容の本質は変わらないのですが、説明の仕方を少し変えることにしています。これは、いろいろな方と議論させていただく中で、「利用者主導の開発」というメッセージは正しいけれども、開発側の見方に基づく表現であったということに気付いたためです。

最近は、ねらいを企業システムをビジネスニーズに即応できるようにすることとし、それに必要な基幹システムの継続的な刷新を可能にするために、発注側の仕組みの整備と要員育成を行うサービスを提供するという説明をしています。こうすることで、利用者主導というキーワードから連想される「システム内製化」とは異なる、開発プロセスと基盤システムの透明性を実現する「グラスボックス化」という弊社のアプローチの独自性を訴求しようとしています。

私は弊社の持つ、数10億規模の基幹システムの再開発を利用者主導で計画通りに実施する仕組みと要員に関するノウハウは、多くの企業で有用なものであることを確信しています。この年末から来年一杯にかけて、弊社の支援しているプロジェクトで、大規模システムリリースが続きます。その事例とともに、弊社の考える利用者主導での企業基幹システムの継続的刷新について、社内外の協力も仰ぎながら展開していける年にしたいと考えております。

これからも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。